今年の夏、「Rhizomatiks Research Summer Workshop」に参加させていただきました。
なぜ今になって転載するのか
先日SuperFlyingTokyoでご縁があってライゾマさん&カイルさん&ローレンさんの中高生向けp5.jsのWSのTA(もどき)をさせていただいで自分が高校生の時参加させていただいたWSを思い出してメンタルが激アツになっていたので、黒歴史として封印していたブログをあさってきました...
そういう経緯で掲載させていただきます..
(どうやって見出しをつけたらよいかわからず、記事タイトルとほぼ同じになってしまいました。)
上の画像のワークショップに参加させていただきました。
あこがれのめちゃくちゃかっこいいライゾマさんに3日間も直々に教えてもらえるなんて、と思い気合を入れて応募したら「参加していいよ」とのことで歓喜の舞。
(ちなみに、地方に住んでいるもので私の学校は8月19日から夏休みが明け学校がスタートするので親や先生に話をするのが大変でした。)
なぜ今更ワークショップについて書こうと思ったか
ワークショップ終了後はしばらく「すげーーーーー」「かっけーーーーーー」という感じでうまく言葉にできない感じだけで終わっていたのですが、学校で勉強をしているうちにワークショップと学校の授業がリンクしている部分があったり、ワークショップがじわじわ効いてきているので自分の感動を残しておきたいなと思ったのが動機です。
なので、ワークショップの内容についてはほかの参加者の方々が上手にまとめてくださっているのでそちらを見ていただきたいと思います。
(ちなみにリンクを貼らせていただいた頼もしいお二人ははグループワークで一緒でした。)
ワークショップで学んだことと学校の勉強のリンク
ワークショップのときは「へぇ」と終わっていたものが学校で出てきたりしてびっくりしました。
- リサージュ曲線(数学)
数3の勉強をしているとライゾマでレーザープロジェクターを触らせてもらってた時と同じ模様のグラフが出てきました。
おんなじ図形!
ワークショップのときは単に「かっけー模様だなぁ」と思っていたので授業で出てきたときはびっくりしたし仕組みが分かってうれしかったです。
この模様は「リサージュ曲線」と呼ばれるもので数学の教科書によると「縦、横それぞれの方向へ単振動が行われたときに描かれる図形」とのことですが説明しようとぼろが出そう。
後日、自分でもopenFrameworksで描いてみました。
https://twitter.com/yu_O93/status/652125351745748992
- チンダル現象(化学)
化学の授業中、コロイド溶液なるもののお話のときです。
コロイド溶液なるものが存在するんですけど、溶液中の粒子が大きいのでレーザーの光を乱反射するよーという特性があって、レーザー光の軌跡が見えます。
ワークショップで レーザープロジェクターを触っているとき、途中からスモークをたいていただいたのですが、スモークたく前と後ではまったく見え方が違ったことを思い出しました。
スモークの粒子がレーザー光を乱反射した結果軌跡が見えているんでしょうか。
そうやって見るとサカナクションのライブではこのようにレーザーを使っていました。
(画像はSAKANAQUARIUM2013「ルーキー」より)
- 赤外線(物理)
1日目のしょっぱな花井さんよりお話があった赤外線カメラ。
人の目に見えないけどガンガン浴びせることができるから、物体の位置を撮ったりするのに有効らしい。Kinectとか、ライゾマさんで使っていらしたモーションキャプチャーも赤外線をガンガン焚いているらしいです。
物理の教科書を眺めていて赤外線の話が出てきました。
僕が2015年の学校の授業の中で発見したワークショップとのつながりはこんな感じです。きっと来年の勉強でもまたつながりが出てくるのかなぁなんて考えています。
小さいころにやっていたゲームのお話が石橋さんのお話の途中に出てきてびっくりしました。
ライブやテレビでの演出の見方が変わった
Perfumeやサカナクションのライブを見るのが好きなのですが、ワークショップに行く前といった後では全然見方が変わりました。
今までは、「なんだかようわからんけどすげ~~、かっけ~~」としか見ていなかったものが「こんな照明の使い方するんだ」「どういう仕組みなんだろうか」と自分の中に見方を加えてもらったような感覚です。
ワークショップに行く前の、ただただわけのわからないまま圧倒されるという見方もそれはそれで幸せだったなぁとは思わないでもないですが、より楽しみ方が増えたなぁとは思います。
あと、照明のかっこよさに気がつきました。
実際の現場を垣間見れた。お話を聞けた。
この先はうまくまとめられなかったことを細切れに書きます。
- ライゾマの方々と3日間も同じ空間で過ごさせてもらった!同じ空気を吸わせてもらった!
-あの憧れのライゾマさんの近くに居れたことだけでも幸せです。
現場の雰囲気(の1/100くらい)を味わわせていただきました。
- 演出は引き算 迷ったら第一印象に戻る byMIKIKO先生
-これらの言葉は今回のワークショップのキーワードの一つだろうなと思っています。
- 「まず動け、未来はその先にある」
-これはワークショップで聞いた言葉ではなく、真鍋さんの「プロフェッショナル」でのお言葉です。
「こういうものが欲しいんですけど..」っていうとすぐにコーディングしたり動いてくださる皆様がまじで「まず動け...」でかっこいいなぁと思いました。
おわりに
夢のような夏の3日間で今でも夢じゃないかと思っております。
勉強をしているとき、ライブ映像を見ているとき、プログラミングをしているとき、あのワークショップのことが自然と思いだされるのはうれしいことだなと思って生活しています。
地方から来ていて、絶対に乗らなければならない新幹線を逃せないためみなさんより一足先に会場を出なければならなかったことが唯一残念でした。
ほかの参加者の方々(特に同じグループだった人)とは今でもたまに連絡をとっていてその出会いもうれしかったです。
このワークショップをたった3000円の参加費でライゾマさん大丈夫なんだろうかと思いました。
僕は進路の話を学校の先生に話しても「メディアアート?なにそれ」みたいな顔をされるので、そういう話をライゾマの人に聞いてほしいというのも僕の裏目標としてあり
2日目の終わりに真鍋さんに
メディアアートにかかわる仕事がしたい、どういう進路(大学)に進みどういう勉強をしたらよいか?
ということを突撃インタビューしたんですけど、その時の真鍋さんのお話で
「数学は応用しやすいからおすすめ」
「最初のころは小さい美術館とかでしか発表させてもらえなかった。」
「今好きだと思うんだったら突き詰めてみればいいんじゃないか」
とのお言葉をいただきました。
またその中で
「好きなものを好きでい続けることは案外難しい」
とおっしゃっていて、凄く印象的でした。
将来は、現時点では「メディアアートにかかわりたい」というざっくりした目標がありますが、それと一緒にライゾマの方々のようにかっこいい大人になりたいなぁと思っております。
ワークショップは、「この経験をどう生かすかはお前次第だぞ!!」とチャンスというか種のようなものをくれたものだったのかなぁと思っています。
なので、ワークショップの日々を思い出し力にしながら、今できること(しなければならないこと)具体的には学校の勉強と少しずつのプログラミングの勉強を頑張ろうかなと思っております。
本当にありがとうございました。