平砂アートムーヴメントを終えて

おかげさまで、激動のB2を送らせていただいております。

学期おわりごとにまとめるのが方針、みたいになっておりましたがこの展示についてはこの勢いのまま書いてみようかと思います。

平砂アートムーヴメントにて展示させていただきました

www.youtube.com

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映像の中の世界の影だけが現れる

「現象」というタイトルで作品制作、展示を行いました。

現象(げんしょう 古希φαινόμενον phainómenon, 複数でφαινόμενα phainómena)とは、次のようにいくつかの意味で用いられている。

  • 人間知覚できる、すべてのものごと[1]。人間界や自然界に、形として現れるもの[2]
  • (人にとって)見えるもの、つまり(外面的な)<<現れ>>のこと。出来事を、それが存在するかどうか、本当かどうか、といった、その見える<<現れ>>の背後にあるものは問題にせずに、その観察された<<現れ>>として扱うとき、それを「現象」と呼ぶ。対義語本質

 

(Wikipediaより)

 2月ごろからCGをなんちゃってではありますがちゃんと勉強し始めて、ライティングとシャドウマップ面白いなって思っていたのでそれを使った作品作りをしたかったのが大元の動機でした。

所感

  • いままでの展示の中で一番なんとかなった気がする

  • この展示会でこの作品を出すのが適切だったかは自信がない

ってところが大きいです。

 

今回を含めて作品の展示は3回目になりますが

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"判で押したような" 某合先生の授業で制作

 

 

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"創発 " 2019年2月 学科(学類)有志の展示会にて

 なんかこの二つはあばばばみたいな微妙にこれ間に合ってなくない感が否めなかったのですが、今回は今までで一番趣味全開でしっくりきた感があります。

終始これやってみたら楽しそう、で制作を行えたのはめちゃ楽しかったです。し、エゴサしてちょいちょい肯定的な意見投げてくれる人を見かけてかなり嬉しかったです。趣味全開のもの肯定されるのかなり嬉しいですね。

 

展示の回数重ねるたびに自分の趣味に近づいて来たというか得意分野への引きつけ方の精度は上がって来た気はしますが、やはりどうすればいいのかはいまいち微妙です。

 

悩んでることとしては、

  • (強いていえば)ソフトとか映像の方が得意
  • VJだったらそれでいいけど、展示ってなるとやっぱ現実世界の物体と絡めたなにかにしたい、と今は思っている
  • 「なにかの情報を可視化してみた!」みたいなのを謎綺麗グラフィックで見せるのは多分できるけどそれだけで作品として成立させるには2019年にはどうだろうか、感があるけどそれは多分サーベイ不足?
  • 僕の得意分野と現実世界での制作をどうやって引き合わせたらいいのだろうか

って感じがあります。悩むには展示の回数が少なすぎる問題もある気はしますが。

 

また講評会というものを初めて経験しました。先生からボロカスに言われるんだろうかとかなりビビってましたが作品と今後についての建設的なアドバイスをいただけて感動しました。し、今回の展示は結構いろんな人から鋭めの感想とアドバイスいただけたのが新鮮でした。

僕自身普段から他の人の成果物とか作品に「いいじゃーん」とか「すごい〜」とかしか言えない(自分が褒められるとうれしいから他の人にもそうしてあげたい気持ち)のですが、そうやってズバっと感想、意見を言える人に憧れるところがあります。(なれあっていてもしょうがないという気持ちはあるのですが )

 

今回の展示会場はかなりパンチの効いてるかつ立ってるだけど想いが流れ込んでくるような会場でめちゃめちゃ悩んでどう活かしてやろうか、ここでやる必然性のある展示にしたかったのですが結果的に会場を全力で殺してしまう結果になってしまいました。他の出展者のみなさんがここならではの素敵な作品を出されていただけに、力不足を痛感しています。

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昔宿舎として使われていた展示会場

うまく言語化できないのですが、他の方々の展示場所に満ち満ちている、ピンとした空気(?)を纏っていてちょっと今は敵わないな、という印象が僕の中にあります。

 

 他の人の領域に軽率な気持ちで土足で上がり込む、ということをしたくなくて真摯に取り組みたいと日頃から思っていて真摯に取り組みはしたのですがちょっと今回については、やっちまった感が正直拭えません。

 

最後に、企画運営のお二方には本当に感謝しています。頭が上がりません。